ここで、原稿を準備する前に自費出版で一冊の本にするための費用について、例を上げて細かく説明したいと思います。
まず、自費出版に掛かる費用の中には、出版に掛かる費用の他に、人件費や広告費等の一部が加算されます。
なぜ、人件費や広告費の一部まで費用に加算されるのか。
それは、自費出版が文字通り「自費」で本を出版するからです。
出版社が費用を全て受け持って出版する場合、雑誌の連載や賞などで一定の知名度を得てから出す事が多いです。
そうすれば、会社が費用を負担しても、ある程度の利益が見込めるからです。
しかし、自費出版の場合は違います。
自費出版は、正式には個人が出版社に対して本の出版を委託する物です。
その多くは出版社にとって、利益が得られない可能性の方が大きいのです。
例えば、一冊の値段が千円の本を三年契約で出版する場合の費用ですが、本が一日一冊のペースで売れると仮定すると
365日(1年)×1000(円)=365,000(約三十六万円)
契約期間三年の場合は、
1095日(3年)×365,000(円)=1,095,000(約百九万円)
最低でも必要な冊数は千冊、本の費用だけでも約百九万円になります。
この他にも、自費出版には本が完成するまでに必要な費用があるのです。
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■出版前に用意するもの
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■出版社を探そう
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■編集者や担当者と話し合おう
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■原稿の準備と費用
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■添削と修正
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■提携書店の確認
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